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救急車に乗って

先週の日曜日の朝、爽やかに目覚め……ではなく、この日はとんでもない日となった。

「なんだか、気分が悪い…だるい…背中が痛い…ついでにみぞおちも痛い…」

しばらく、ゴロゴロしていたが、1時間もしないうちに冷や汗が出て、痛みはどんどん押し寄せてくる。

「救急車呼ぼうか?」

犬の散歩から帰ってきた夫がちょっとびっくりしたようで声をかけてくれる。

「救急車? イヤダ! たぶん、そのうちおさまる」。しかし、おさまらなかった。

遂に「救急車に乗りたい」。

救急車で搬送されるときも、「家の鍵がない。何を持って行ったらいいんだ」。

って、私に聞くな!

ようやく救急指定病院に到着し、とりあえず血圧、熱をはかり医師の診断を待っているうちに、少しずつ痛みがおさまってきた。

「腎臓結石でしょう。CTとレントゲン、他にちょっとした検査をします」。

検査の結果は、やはり医師の観たてどおりで腎臓結石。

結論がでるまで約2時間。たぶんそうだろう、という雰囲気が出てきはじめたころから、例のごとくウンチクが始まった。

「普段からの不摂生が原因だ」
「緑黄色野菜が少ない」
「肉はやめて、魚に全面的に切り替えたほうがいい」
「これからは……」

こっちはまだストレッチャーの上。今はそんな話、聞きたくもない。

連休中ということもあって、1週間の入院治療となり、病室へ移動。入院に必要なものを準備しなくてはならない。

一度も入院をしたことのない夫は、何が必要なのかもわからず、娘たちに電話して「ママが入院した。手伝ってくれ」。

結局、娘がとんできてくれてとりあえず必要なものを売店で用意し、あとは自宅から運んできてくれた。

ま、それから1週間。

「会社の帰りに見舞いに行くって憧れていたんだ」という夫は、律儀に毎日病室に顔を出してくれる。

ケーキやら好物のお寿司やらを土産に持ってきてくれるが、ベッドで寝ているだけの私はさして食欲もなく、「明日は何も持ってこなくていいよ」。

入院中、ありがたかったのは、食事の支度をしなくても食べれたことと、ただひたすら寝ることができたこと。

そして、いっぱいいろんなことを考えることができたこと。

結石以外にも病名がついて、現在は通院治療中。気持ちはあせるが、元気なときの70%ぐらいしか動けない。

が~、夫のほうが普段の生活にとっとと戻っており、そのミゾは深いかもね?

「ねぇ、ちょっとは自分のこと、自分でできるようにしておいたほうがいいよ」。

100%回復するまえに、言っておかなくっちゃな、とタイミングをねらっている。

(おとな愉快団!「チーム三行半」いっけい)

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