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運転免許証は…

姑は83歳。もみじマークをつけて舅を車に乗せて楽しそうにあちこち出かけていく。

山陰は人口が少なく、高速道路を走る車もいつでもまばらだ。

だからいいというわけではない。もし事故が起きればと主人と私は心配だ。

親戚や友人たちとの集まりで、高齢者との生活の話になると、ディサービス、ショートスティ、特別老人ホームの話題と共に運転免許返上のことがたいてい出る。

都会と違って、バスが頻繁にないから、免許を返上すれば、次の日からタクシーを呼ぶしか手段がない。

姑が急性の狭心症を起こし入院したので、免許証についても主治医と話し合う時間がとれた。早速、「姑は運転をしていいでしょうか?」とお伺いをたてた。この症状をきっかけに返上できればと私は目論んでいる。

医者は「今回の症状が出てきたのは年齢からくるものとストレスでしょう」(一番のストレスは舅の介護、と主治医も承知している)。

「でも、T子さんの場合は、だれかに連れて行ってと頼むことが、ストレスになりますね。今まで、しっかりと方針をもって生きてこられた方ですから、もちろん、あなたが(u子のこと)が気持ちよくあちこち乗せて行かれるとわかっていても」

「認知症の兆しがあるなら、医者として止めましょう、の指示を出します。今はまだ認知症については問題ないです」

この答えに姑もにんまりする。

しかし言葉は続く。

「ただし、市内程度、です。疲れがでるほど運転すれば発作が起きても仕方ありませんよ」だった。

先先週から舅は自力で起き上がることができない。

食事前後の計6回、主人が介助してベッドから起こす。息子がいれば彼がすすんで舅の部屋にいき、手伝っている。

もう姑だけでは舅を車に乗せることはできなくなってきた。

彼女の遠出もないだろうと私は予想している。しかし・・・事故は近場だろうと起きる時は起きる。島根は神様の宝庫。しかし「家内安全」のお守りはあっても「家外安全」は見かけない。

ああ~。

(おとな愉快団!「チーム三行半」u子@介護の明け暮れ)

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