連載エッセイ<天国よいとこ 7>
天国に行く前に老人ホームで囲碁を楽しみたい
★私にはHさんと言う20年以上のオツキアイの囲碁仲間がる。同い年だが、同級生でも、一緒に仕事をした仲間でもない。先輩の紹介で囲碁大会で知り合ったのだが今では私の理解者「ベスト3」の一人だ。(これからも長いつきあいになると思う)
★Hさんは中小企業の経理マンだったがとにかく自分の仕事をラクにしようと言う発想で40年前からパソコンを研究して仕事に取り入れた(最近10年ぐらい前から「IT時代」と言われるが、Hさんははるか昔から研究していたのだ!)。
★そのせいかHさんはコンピューター部長になり、停年まで楽しく仕事をした。一方、その会社の囲碁クラブの責任者を30年以上やって、多くの囲碁仲間を育てた。私はカレの囲碁クラブに入れてもらったお返しに、柏のテニスクラブにカレを入れた。今では趣味が2つとも合うのでカレと飲んでいると、話は尽きない。
★私は囲碁が大好きだが、実力は25才のときと67才の現在、ほとんど同じ初段、つまり40年間何も進歩していない。(楽しんでばかりいて、何も勉強しなかったからである)その時、その時のプロ棋士のマネもしてみた。(カミソリの坂田、大竹美学など)しかし何をやってもレベルアップしなかった。どうせどんな打ち方をしても結果は同じだ。どうせやるなら「楽しい」打ち方をしよう! それで、最近10年間は「武宮宇宙流」だ。(教科書は少ないし、勝率も悪いが、とにかく楽しい)
★私は弟とも囲碁をやる。若い頃同じ下宿だったので私が教えたのだが、今では弟の方が実力は上だ。法事や、病気見舞いで一緒になると帰り道には必ず「一局やろうか?」となる。お互い定年退職者、同じ趣味があって良かった!
★先日プロ棋士の小林千寿5段に指導碁を打っていただいた。なにせTVに出ている年齢不明のあやしい雰囲気の先生、幻惑されてしまい思うように打てなかったが、7子のハンデで3目負け、一緒にいたHさんは良くやったとほめてくれた。弟さんの健二7段にも打ってもらったことがある。終わった後カラオケに同行したが、女性にやさしく、とにかく楽しい先生だった。
★私は老後「老人ホーム」の御世話にはなりたくない。(姉が6年も入っているのでよくわかる)しかし、自宅看護では家族に負担がかかるとしたら、入らざるを得ない。その場合、ノートパソコンを持っていこうと思う。ベッドの上でインターネットで碁をやるのだ。歩けなくとも、片手しか使えなくとも碁は打てる。
知り合いの囲碁仲間にも、お見舞いになんか来なくて良いからネットで碁をやろうと頼む。他の老人ホームにパソコンで碁をやる人がいたら、挑戦する。
★私が老人ホームに行ったら、とにかく碁に熱中して、天国へ行くまでの長い時間を、頭をフル回転させながら愉快に過ごしたいと思う。
(おとな愉快団! ピータロー)






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