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連載エッセイ<天国よいとこ 1>

天国では男性向けお料理教室が大盛況

★皆さん誰でも天国へ行く時は独身に戻る。天国には婚姻が無い。仮に好きな人が出来て結婚しようとしても、もう子供が出来るわけではない。マイホームも退職金も株も年金も天国には持って来れない。だから男性の仏さまは誰も「一生面倒を見るから俺と結婚」とは言えないのである。

★女の仏様は元のダンナから淋しいから又一緒に住んでくれないかと言われれば、最初のうちは来るが、天国では女性にも単身住宅が貰える。そして女性も農家の手伝いをして自分の食べる食料を分けて貰えるようになると変わってくる。ダンナに対して、時々は私の家に泊まりに来てもいいけど毎日朝、昼、晩の御世話は勘弁して、私を自由にして! と言って自分の家に帰ってしまう例が多い。

★私が天国に行ったら困ってしまう。天国にはコンビニもスーパーも無い。インスタント食品もない。誰も知人のいない寒村にウバステ山の老人のように捨てられたと同じだ。私が天国に行ったら何とか生きて行くために、まずお料理幼稚園に入学して料理を覚えなければ天国では生きてゆけない。お料理教室が盛んになるわけだ。

★天国の女性の仏さまに人気のある男性はまず農家の人それと漁師だ。とにかく農家の男性と同棲すれば、食べるものの心配はほとんど要らない。農家の男性は都市のサラリーマンのように食べ物についてグチャグチャ言わない。おいしい漬物と、ミソ汁と何かおツマミがあればゴキゲンである。

★サカナの好きな女性は海に近い天国へ行って、漁師と同棲すればよい。漁師も二人で食べるぶんだけ取ればよいので気楽なもんだ。
(おとな愉快団! ピータロー)

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