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2008年02月15日

「2007年度デジカメ俳句大賞」の発表です!

SNS「おとな愉快団!」の中でもアクティブなメンバーが集う「デジカメ俳句塾投稿教室」にて2007年に投稿された、全102作品の中から年間の大賞が決定いたしました。

メンバー全員の投票で選ばれる「大賞」に加え、朔山塾長が選んだ「塾長賞」、泰山木塾頭が選んだ「塾頭賞」が、それぞれ受賞者の方々へ贈られました。また、先日開催された「おとな愉快団!」のオフ会にて、株式会社インプレスジャパンより副賞として記念品を贈呈させていただきました。入賞の皆様、おめでとうございます。

2007年 デジカメ俳句大賞「大賞」
taishou.jpg
「春愁や味噌はワルツで擂るがよし」(あおめさん)

受賞のコメント
五七五と季語だけの知識で俳句を作り始め、ピントさえあわせられない写真と格闘して一年。いつも的確なアドバイスをして育ててくださった塾長・塾頭のおかげで、新しい楽しみを見いだしました。

季語は、日本の美しい言葉の文化だと思います。この季語に出会えただけでも幸せです。受賞作品の「春愁」も、どうしてもこの季語を使いたくって苦心しました。

写真は何度も取り直しし、セルフタイマーで動きを撮りました。撮り直しができ、その場で画像を確認できるデジカメのおかげで、私にも撮れたのです。

また新たな一年、たくさんの塾のお仲間から刺激を受け、少しずつで良いからうまくなりたいと思います。
(あおめさん)

塾長からのコメント
あおめさんの作品は102作の投稿作品より投票で第1位を獲得されました。味噌摺りの画像は最初はストロボを焚いた画像だったのですが、ストロボを発行禁止にして自然光だけで再撮影されました。

露光時間が長くなることによって、味噌を擦る手がブレて動きが出ました。その動きのある画像がワルツの言葉と相まって独特の世界を作り出しました。大賞にふさわしい素晴らしい作品です。
(朔山さん)

塾頭からのコメント
春愁という物憂げな季語とワルツという軽やかな言葉を使いこなしたこの句は、さすが大賞受賞句と思います。作者の言葉への感性に敬服しております。
(泰山木さん)

2007年 デジカメ俳句大賞「塾長賞」
2007_jyukuchoushou.jpg
「紫陽花のしゃんと顔上げ咲いて見せ」(スズランさん)

受賞のコメント
うれしいです。年明け早々に塾長賞受賞の知らせをいただき、先日はオフ会で授賞式まで。塾長お手製の賞状は盾にまでしていただき、インプレス社さんから「愉快団オリジナルTシャツ」と「デジタルカメラ上達法」の本を賞品にいただきました。本当にうれしく幸せなことでした。

塾頭泰山木さん、塾長朔山さん、愉快団の皆さん、そしてインプレスさん、ありがとうございました。
(スズランさん)

塾長からのコメント
スズランさんの紫陽花の画像は最初は花を斜め上から撮った、よくある画像でした。もう少し工夫のある画像を、という塾長のリクエストに応え何度も撮影を重ね、ついにこの画像に行き着きました。スズランさん執念のショットです。投票では同率2位を獲得されました。
(朔山さん)

塾頭からのコメント
画像がとにかく素晴らしいと思います。句はお子さんへの励ましとして詠まれたそうで、いじらしいお嬢さんへの愛を感じます。常に努力を怠らない作者、追い越されそうです。
(泰山木さん)

2007年 デジカメ俳句大賞「塾頭賞」
2007_jyukutoushou.jpg
「桃の花妻待つ里にたどり着き」(よいどれさん)

受賞のコメント
新年早々、思いがけないお年玉を頂き、年甲斐もなく興奮しております。皆様のおかげです、ありがとうございます。

メンバーの皆様の作品が詠まれ、添削され、そして投稿。一句一句が一年間のそれぞれの季節の思い出です。ちょっと懐かしく、そしてまた今年もと言う思いで一杯になります。
デジカメが私の横で「はやくどこかへ出かけよう」と見つめています。

素敵な趣味の世界を提供してくださって有り難うございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
塾頭 塾長 仲間の皆様 感謝 感謝です。
(よいどれさん)

塾長からのコメント
よいどれさんの桃の花の画像はさり気ないスナップショットですが、山間の町ののどかさがよく表現され、また、まさしく桃色が何とも言えない夫婦の情感を醸し出しています。投票ではスズランさんと同じく同率2位を獲得されました。
(朔山さん)

塾頭からのコメント
暖かいご夫婦の間をうかがえる句です。さらり、と肩をいからせずに詠んでいるようで、ほっとする句でした。
(泰山木さん)

受賞された皆様、おめでとうございます。惜しくも入選を逃したメンバーの方々は、ぜひ次回の年間大賞をめざして頑張ってください。
(おとな愉快団! tomo-u)

2007年12月07日

デジカメ俳句塾6・7月期、8・9月期・投票結果発表!

デジカメ俳句塾6・7月期および8・9月期の入選作品について、投票結果をお知らせいたします。入選の皆様、おめでとうございます。
(おとな愉快団!スタッフtomo-u)

■6・7月期
jun-july_nyusen01.jpg
【紫陽花のしゃんと顔上げ咲いて見せ】
(おとな愉快団!スズランさん)

<入選によせて>
梅雨時期にきれいに咲く紫陽花。春から社会人になった娘におくるつもりで詠んでみました。「つらいことや苦しいことがあっても自分に自信を持って堂々と顔を上げて生きていきなさいね。」そんな思いを紫陽花と重ねてみました。
「しゃんと顔上げ」を表現するために紫陽花の写真を何度撮りなおしたことでしょう。この写真を投稿したとき、思いがけなく「いい写真ね。」とコメントを同じ塾生の方からいただきました。うれしかったです。
(おとな愉快団!スズランさん)

<塾長から>
この紫陽花の画像はスズランさんの今年のベストショットと言って良いでしょう。紫陽花を何度も何度も撮影され何度もダメだしをされ、諦めずに撮影を続けられ、この画像にたどり着きました。
(おとな愉快団!朔山さん)


jun-july_nyusen03.jpg
【大雷雨共食いもある選挙戦】
(おとな愉快団!スズランさん)

<入選によせて>
フォーラム「日豪愉快団博物館」に投稿したムシヒキアブの共食いの写真です。俳句塾でもこの写真を使ってみました。参議院議員選挙には共食いを思わせる結果があり遊び心で詠んだものです。入選とは驚きました。
(おとな愉快団!スズランさん)

<塾長から>
スズメバチのマクロ撮影が成し、句のいささか川柳的な風情にマッチしています。
(おとな愉快団!朔山さん)


jun-july_nyusen02.jpg
【戯れし夏の草はら手をつなぎ】
(にわねこ敬さん)

<入選によせて>
はじめての場所で、にがてな夏のはじめの暑い日で、緑が少ないなー、と感じながらてくてく・・。けれど、クローバーの原っぱを見つけた時は嬉しかったです。自分の内にある想いと重なる風景に出会えたことが幸いでした。ありがとうございまいた。
(おとな愉快団!にわねこ敬さん)

<塾長から>
にわねこさんは初投稿で入選の快挙です。この画像は深川吟行の際の作品です。さりげないスナップですが、緑の葉と白いスニカーのコントラストが爽やかですね。


<塾長より6・7月期の総評>
夏の風景、花、祭りなどの画像が集まりました。まだ、句の説明のための画像や、句意に無理矢理合わせた画像が多く見られます。デジカメ俳句の画像は画像だけでも独立した作品として鑑賞に耐えうるもの、を目指しています。写真の上達の早道は、良い写真を沢山鑑賞し批評することです。塾生のみなさんも他の塾生の作品を見て、良いところは取り入れるようにいたしましょう。今回はスズランさんが2作品入選されました。精進のたまものですね。
(おとな愉快団!朔山さん)

<塾頭より6・7月の総評>
スズランさんが素晴らしい上達ぶり。写真、俳句ともにその研鑽ぶりは尊敬いたしております。デジカメ俳句を心から楽しんでいる様子がわかります。にわねこ敬さんの始めての句がいきなり入選。瑞々しい感性の賜物とおもいます。
(おとな愉快団!泰山木さん)


■8・9月期

aug-sep_nyusen01.jpg
【蝉時雨亡き人偲ぶ経となり】
(おとな愉快団!スズランさん)

<入選によせて>
蝉時雨と詠んでいますが蝉の姿がない写真です。蝉の姿がなくても蝉の鳴き声が聞こえてくるような画に挑戦した1枚です。俳句は49歳という若さで逝った親友を偲んで詠みました。彼女が旅立ったのは暑い夏でした。
(おとな愉快団!スズランさん)

<塾長から>
大樹を下から見上げた画像に蝉は見えませんが蝉時雨をイメージさせ、句とのコラボレーションで音を巧みに表現されています。
(おとな愉快団!朔山さん)


aug-sep_nyusen02.jpg
【ひと夏を空駆け抜ける想いかな】
(ピュアさん)

<入選によせて>
入塾したものの 皆さんのレベルが高く いつも諸先輩の方々の 素晴らしい句に あー奥が深いなあっていつも感心してばかりでした。この句は夏の海と空があまりにキラキラ輝いて見えたので流れる白い雲を読んでみました。
(おとな愉快団!ピュアさん)

<塾長から>
海と空、真夏そのものの画像ですが、どこか懐かしさも感じさせてくれる作品です。高い空が想いに繋がっています。
(おとな愉快団!朔山さん)


aug-sep_nyusen03.jpg
【時計台想ひを刻み月今宵】
(泰山木さん)

<入選によせて>
満月の時の句です。その前後に月の画像に関するやり取りがフォーラム上であり、そうだ月は写せるかなと挑戦した写真に句を付けました。
(おとな愉快団!泰山木さん)

<塾長から>
泰山木さんの母校に上がる月を撮影された画像です。時計台の時計の明かりと月明かりがリズムをとって配置されていて、空間が時空間もイメージさせる作品です。
(おとな愉快団!朔山さん)


<塾長より8・9月期の総評>
8月は強い日差しを感じる風景、9月は月の画像が沢山寄せられました。夜景はコンパクトデジカメでは限界があるのですが、手ぶれもなくよく撮れています。
今回、スズランさんが連続入選で底力を見せ、そしてピュアさんが初入選されました。今年度より、塾頭、塾長も投稿に参加するようになりましたが、塾頭・泰山木さんが実力どおりの入選となりました。
(おとな愉快団!朔山さん)

<塾頭から8・9月期の総評)>
とにかく皆様の句、画像が進歩、上達しています。森村誠一さんがカメラ俳句を主催していますが、力量は遜色ないと思います。私も努力せねばと反省しきりです。
(おとな愉快団!泰山木さん)

2007年09月20日

デジカメ俳句塾 6月期、7月期の投稿作品

「デジカメ俳句塾」6月期および7月期に投稿された作品をご紹介いたします。いずれもすばらしい作品の数々をお楽しみ下さい。
(おとな愉快団!スタッフtomo-u)

■6月期

jun01.jpg
作品番号1
【緑蔭や森の精より夜想曲】
(NIさん)

jun02.jpg
作品番号2
【ふと薫る緑風抜けて葉音きく】
(MEさん)

jun03.jpg
作品番号3
【たれそ喰ふ藪蛇苺熟れてをり】

jun04.jpg
作品番号4
【六十八才 わが人生も紅葉か】
(PTさん)

jun05.jpg
作品番号5
【夕映えに心染まりし瞬く間】
(MKさん)

jun06.jpg
作品番号6
【紫陽花のしゃんと顔上げ咲いて見せ】
(SRさん)

jun07.jpg
作品番号7
【青時雨峠下りて不動さん】

jun08.jpg
作品番号8
【鷺娘いろうつりけり八仙花】
(NIさん)

jun09.jpg
作品番号9
【岩清水耳をすませば風の音】
(PYさん)

■7月期

july01.jpg
作品番号10
【庭仕事ピーチパラソル高々と】
(MGさん)

july02.jpg
作品番号11
【庭に来て蜜柑口ばむ目白かな】
(MGさん)

july03.jpg
作品番号12
【梅雨前に庭で見つけし赤小花】
(MGさん)

july04.jpg
作品番号13
【隠れ家は花藻の陰やはりよ恋ふ】
(AOさん)

july05.jpg
作品番号14
【松ノ木も新芽刈られて丸坊主】
(MGさん)

july06.jpg
作品番号15
【戯れし夏の草はら手をつなぎ】
(NWさん)

july07.jpg
作品番号16
【夏の夜の明石大門(おおと)の虹の橋】
(NIさん)

july08.jpg
作品番号17
【憂鬱はよろこびのかげ夏の海】
(NIさん)

july09.jpg
作品番号18
【夏祭り競ひ競ひてお先棒】
(NIさん)

july10.jpg
作品番号19
【塔仰ぎ風を奏でし植田かな】
(YDさん)

july11.jpg
作品番号20
【涼風を地蔵にわけてもらいけり】
(SRさん)

july12.jpg
作品番号21
【大雷雨共食いもある選挙戦】
(SRさん)

2007年08月23日

デジカメ俳句塾4月期、5月期・投票結果発表!

デジカメ俳句塾4月期および5月期の入選作品について、投票結果をお知らせいたします。今回の入選作品は以下の3作品となりました。入選の皆様、おめでとうございます。
(おとな愉快団!スタッフtomo-u)

haiku_miso.JPG
「春愁や味噌はワルツで擂るがよし」
(あおめさんの作品)

<入選によせて>
「春愁」という目に見えない季語への好奇心から出来た句です。
味噌を擂りながら俳句を考えていると、いつしか手も止まりがち。そんなとき、ヨハン・シュトラウスがそそのかしたかのように、「美しく青きドナウ」が頭の中に鳴りました。「ワルツ」 即、採用。
でも句をこんな形にまとめられたのは塾頭の助言のおかげで、写真に動きが付けられたのは塾長の助言のおかげです。ありがとうございました。
写真の撮りなおしのため、味噌はなかなかすり鉢から出られませんでした。腐るものでなくって幸いでした。
(おとな愉快団! あおめさん)

<塾長より>
この句の画像は斜光を採り入れて陰影を出し、背景の余分な物は陰にてシンプルな構成にしています。擂り粉木を持つ手がブレて動きを出しています。この手がワルツのリズムで動いているように見えてくるのが楽しいですね。
(おとな愉快団! 朔山さん)

<塾頭より>
天性なのか、ご修行なさっているのか、ほとんど玄人と思えるような言語の力をお持ちです。味噌を擂る、という古めかしい行為をワルツというカタカナを使い、軽やかな楽しみに満ちた世界として詠んでいます。第一位納得できます。
(おとな愉快団! 泰山木さん)


haiku_tamakasane.jpg
「玉かさね花はたわわに桜咲く」
(MEさんの作品)

<入選によせて>
毎年見る桜なのに、今年、友に誘われて出掛けてゆくと、桜の木はいつもと違って見えました。
花が玉のように重なり、むくむくと立ち上るかのようにどこまでも続いて咲いていました。その咲いている様を発見してうれしくなりました。 そのうれしさをそのまま詠んでみました。
これからは表現の深みが増すようにご指導を受けてゆきたいと思います。最後になりましたが、選んでくださった皆様ありがとうございました。
(おとな愉快団! MEさん)

<塾長より>
MEさんは2,3月期に続いての連続入選ですね。
花の画像には定評のあるMEさんです。
「一目千本桜」と呼ばれる川端の桜のトンネルを見事に切り撮っています。空の青、雲の白、桜の淡桃色の配色も良いですね。

<塾頭より>
たわわなさくらを、玉かさねという、新しい表現で詠んでいます
確かに、桜の花の塊は毬のようです。でもなかなかこういう言葉は思いつきません。投票なさった方は良くお判りだ、と感心いたしました。


haiku_momo.jpg
「桃の花妻待つ里にたどり着き」
(よいどれさんの作品)

<入選によせて>
愉快団に入団してもうすぐ1年です。
趣味というものもなくセカンドライフを考える時になっていました。そんなとき出会ったのがこのフォーラムです。
月に一句投稿しようと始めましたが、なかなかしんどい作業です。
でも、いい写真が撮れて、いい俳句(いっぱい詠んでそのなかから一番気分にぴったりのものを選びます)が出来ると何とも言えないすばらしい気分になります。
塾頭や塾長そして塾生。皆さんのおかげでセカンドライフも楽しいものになる予感がします。
塾生も増えて、ますます元気いっぱい、人生を楽しみたいと思います。
続けて入選させていただき幸せです。まぐれをいっぱいに一句。
うれしさもまぐれの結果おらが夏 スミマセン
(おとな愉快団! よいどれさん)

<塾長より>
よいどれさんも連続入選です。
背景の里手前に桃の花を配した画面構成で、シンプルですが印象に残る画像です。
背景をアウトフォーカス(ぼかす)にすると、より情緒的な画像になったかも知れません。

<塾頭より>
桃の花の華やかさの下で、愛する妻が待っている。面映い句とは思いますが、里という言葉で、つつましい夫婦の姿を想像しました。たどり着き、が読んで居る者に良かったな、と思わせます。

●4、5月期の総評

<塾長より>
作品のレベルが格段に上がってどの作品も捨て難く、選ぶのに嬉しい悲鳴をあげています。それは投票して下さった皆さんも同じとみえて、今回は票がまんべんなく散りました。

<塾頭より>
投句数は少ないけれども、それぞれの句がきっちりと形になっています。一句選ぶのが難しくなってきました。
皆様の生活の中に、デジカメ俳句が趣味として定着してきているように思えます。

2007年07月30日

デジカメ俳句塾 4月期、5月期の投稿作品

「デジカメ俳句塾」4月期および5月期に投稿された作品をご紹介いたします。いずれもすばらしい作品の数々をお楽しみ下さい。
(おとな愉快団!スタッフtomo-u)

■4月期

Apl_01.JPG
作品番号1
「烏鷺いくさ(戦)おえて色変え花見酒」
(SRさん)

Apl_02.JPG
作品番号2
「花祭りわたしも見てねハイポーズ」
(PUさん)

Apl_03.JPG
作品番号3
「おもしろし花に酔ひたる雀かな」
(NIさん)

Apl_04.JPG
作品番号4
「春霞牛車にゆられ海わたる」
(PUさん)

Apl_05.JPG
作品番号5
「桃の花妻待つ里にたどり着き」
(YDさん)

Apl_06.JPG
作品番号6
「弓ひきて見渡す先は花明かり」
(NIさん)

Apl_07.JPG
作品番号7
「春愁や味噌はワルツで擂るがよし」
(AOさん)

Apl_08.JPG
作品番号8
「陸奥桜咲けどはかなげ肌寒き」
(MOさん)

Apl_09.JPG
作品番号9
「湯に入りて眺むる富士のうららけし」
(NPさん)

■5月期

May_01.JPG
作品番号10
「玉かさね花はたわわに桜咲」
(MEさん)

May_02.JPG
作品番号11
「新緑に見とれてちょっと雨宿り」
(PUさん)

May_03.JPG
作品番号12
「そよ吹けば恋のじゅうたん燕子花」
(YDさん)

May_04.JPG
作品番号13
「五線譜を描き尽くして田植ゑ終ふ」
(AOさん)

2007年05月16日

デジカメ俳句塾2月期、3月期・投票結果発表!

お待たせいたしました、デジカメ俳句塾2月期および3月期の入選作品について、投票結果をお知らせいたします。今回の入選作品は以下の3作品となりました。入選の皆様、おめでとうございます。

2007-03-no02.jpg
「たそがれや春まだ浅し雲の群れ」(よいどれさん)

<入選によせて>
俳句塾での入選にちょっととまどっております。何しろデジカメ一眼レフを買って間もない写真。そして俳句は写真を見てから詠んだ句です。枯れた栗の木と雲の様子が何とも言えない雰囲気だったので散歩の途中でシャッターを切りました。もっと色々理解して納得のいく入選を目指したいと思います。
(おとな愉快団! よいどれさん)

<塾長から>
ドラマチックな黄昏の風景がみなさんの共感を呼びました。雲を背景に冬枯れた木立のシルエットが句意に沿っています。
(おとな愉快団! 朔山さん)

<塾頭から>
季節感、自然観が見事に詠まれています。そして画像の素晴らしさ、そこが得点となったと思います。
(おとな愉快団! 泰山木さん)


2007-02-no02.jpg
「瀬音きき猩々袴の花ゆるる」(MEさん)

<入選によせて>
山を散策しているとき、ふと小さな流れの水しぶきを受けて、咲く花に目がゆきました。危なげな足もとでしたが思い切りかがみ込んでの写真です。地味なものなので、入選にはとても驚きました。俳句初心者にはとても励みになりました。塾頭、塾長の暖かいご指導のおかげで投稿ができました。選んでくださった皆様にも感謝です。ありがとうございました。
(おとな愉快団! MEさん)

<塾長から>
MEさんの猩々袴(難しい字ですね。私、初見です。)の画像は小川を背景にして、猩々袴が水辺の花だと判ります。小川のボケ味もよく、可憐な猩々袴の花が引き立っています。クローズアップにするか、広い画面で撮るか悩むところですが、この構図は春の訪れを感じさせます。
(おとな愉快団! 朔山さん)

<塾頭から>
猩々袴という季語が面白いです。リズムもショウジョウバカマとかるみがあります。恵まれた俳句にふさわしい土地にお住まいのご様子。これからも季節感溢れる句が詠まれると思います。
(おとな愉快団! 泰山木さん)


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「雪解野辺逝きて三年夢のごと」(スズランさん

<入選によせて>
母の3回忌を迎えての1句です。母への想いのある1句で入選できたことをとてもうれしく思います。
写真で苦労しましたが塾長の朔山さんにアドバイスをいただき、雪解けや母への想いを「雫」で表現することができました。母の供養となる大切な1句になりました。
塾頭泰山木さん、塾長朔山さん、投票してくださったみなさん、ありがとうございました。
(おとな愉快団! スズランさん)

<塾長から>
あえて水滴を強調するようにクローズアップで撮影されています。今にも落ちそうな水滴の動きで時間と哀しみを暗示しています。
(おとな愉快団! 朔山さん)

<塾頭から>
亡きお母様の法事での句とか。北海道の遅い春を雪解野辺、と詠んでいるのが素晴らしいと思います。画像も苦労の跡が見えます。
(おとな愉快団! 泰山木さん)


■2月期・3月期の総評■
<塾長から>
2,3月の作品には雪景色、瀬戸内の春風、水泳風景、雪解けと、塾生諸君の生活をしのばせる作品が寄せられました。
(おとな愉快団! 朔山さん)

<塾頭から>
デジカメ俳句塾に投句くださる方々の力量がどんどん上がっています。選句がなかなか難しいというのがこの頃の悩みです。参加の方々がお楽しみになっていることが嬉しい事です。
(おとな愉快団! 泰山木さん)

2007年05月02日

デジカメ俳句塾 2月期、3月期の投稿作品

「デジカメ俳句塾」2月期および3月期に投稿された作品をご紹介いたします。冬から春の入り口にかけて移り変わっていく空気をお楽しみ下さい。
(おとな愉快団!スタッフtomo-u)

■2月期

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2月期 作品番号 1番
「嬉しげに水面をかける春の風」
(YDさん)

2007-02-no02.jpg
2月期 作品番号 2番
「瀬音きき猩々袴の花ゆるる」
(MEさん)

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2月期 作品番号3
「墓石を洗いて仰ぐ春の空」
(NPさん)

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2月期 作品番号4
「号砲や真冬の熱き水しぶき」
(HRさん)

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2月期 作品番号5
「童心へ帰りし心雪滑り」
(VIさん)

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2月期 作品番号6
「しろき手の掬(ムス)ぶがごとく落椿」
(AOさん)

■3月期

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3月期 作品番号1
「雪解野辺逝きて三年夢のごと」
(SRさん)

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3月期 作品番号2
「たそがれや春まだ浅し雲の群れ」
(YDさん)

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3月期 作品番号3
「海彦に山彦のゐる桜かな」
(BGさん)

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3月期 作品番号4
「送水会終へて行者も和みたり」
(AOさん)

2007年03月19日

デジカメ俳句塾11月期・投票結果発表!

■脳に効く デジカメ俳句塾 11月期の入選作品■

暖冬のせいか、11月期は投稿がちょっと少なかったのですが、今回初投稿で入選された団員さんもいらっしゃいました。投票結果はまたまた接戦で、同点入選が2作品。11月期の入選作品は次の4作品です。

【11月期の入選作品】

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秋風に命散らして染める路(モコさん)

<入選によせて>
今回の写真は紅葉している木も美しいけど、落ち葉のけなげさにハッとさせられて、写真を写す段階で一句できそうな予感がしましたけど、まさか入選するなんてそこまでは予感しませんでした。
(おとな愉快団! モコ)

<投票団員の感想コメント>
○秀句。巧い。命の一語が光る。落葉も命なのだと気づかされ紅葉に命を見る感性に1票! うなってこの句ができたとは。

<塾長から>
モコさんは秋田から東北の秋を送ってくれました。
紅葉を落ち葉で表現した着眼点が見事ですね。
右側の影を入れることで画面構成に変化がついています。
(おとな愉快団! 朔山

<塾頭から>
落ち葉を単に綺麗な色、と片付けず、一枚一枚の葉は命を散らしている、という見事な捉え方が感銘を受けたのだと思います。
(おとな愉快団! 泰山木

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裸木をぬけ入るひかりやわらかく(SZさん

<入選によせて>
旭川の実家に行ったときに初めて詠んだ句です。
デジカメも俳句も初心者で、カメラのピントの合わせ方もフラッシュの使い方もわからないまま写した写真です。そんな私の句が入選とは申し訳ない気持ちですが、いただいた1票1票は「がんばれ!」という応援の1票と受けとめています。ありがとうございました。
(おとな愉快団! SZ)

<投票団員の感想コメント>
○裸木が好きで一点。冬の弱い光の中の林が想像できます。

<塾長から>
SZさんは初めての投稿で入選されました。
SZさんは接写がお得意なのですが、この画は大きな木、それも逆光で撮影されました。
句に反応して撮影された画像ですね。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
北海道のすっかり葉をおとした木々、葉があると暗い林も、裸木となると明るい光景となっている。というように理解しました。作者の思いは違うようでした。
(おとな愉快団! 泰山木)

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ひんやりと雨は静かに草紅葉(SZさん)

<入選によせて>
俳句塾初の吟行会が予定されたその日は生憎の雨で中止になってしまいましたが、塾頭、塾長について吟行会予定の場所、東御苑へ。「草紅葉」という季語を教えていただき、どうしても「草紅葉」で詠んでみたくて、毎日写真とにらめっこの末の一句です。
(おとな愉快団! SZ)

<投票団員の感想コメント>
○しっとりとした句と、草紅葉というなかなか気づかない素材に惹かれました。

<塾長から>
今回SZさんは2作品の入選です。
この作品は吟行でご一緒したときの句です。
生憎の雨模様でしたが、雨中でも撮影は出来るという見本ですね。
私もここで「草紅葉」の季語を修得いたしました。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
SZさんが二句入選。おめでとうございます。初めて詠んだ句だそうです。
草紅葉の写真が美しいと思います。
(おとな愉快団! 泰山木)

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大台のトウヒ悲しき秋の蒼(mrs_cさん)

<入選によせて>
俳句入門の記念すべき句です。とにかく五七五になるよう指を折りました。
(おとな愉快団! mrs_c)

<投票団員の感想コメント>
○枯れ木立の悲しみと写真の蒼のバランスがとてもいいです。

<塾長から>
mrs_cさんも初めての投稿で、見事入選されました。
手前に黒い樹を持ってきて、奥に白い林を持ってきたドラマチックな画像構成が良いですね。
恥ずかしながら私は「トウヒ」を知らず、調べて松の一種と知りました。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
立ち枯れのトウヒでしょうか。このような情景が日本全国に増えています。
今の内に真剣に対処しなくては、という警告と悲しみの句と感じます。
(おとな愉快団! 泰山木)


■11月期の総評■

<塾長から>
11月期の投稿作品は秋らしい自然の風景の画像と句が多く、
初めて投稿された方が3名もありました。
今回は同点句が2句あり、4作品の入選となりました。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
11月は投句が少なく、選句も難しかったと思います。
このフォーラムの目的である、写真と俳句のコラボレーションというのは、簡単そうでなかなか手の混んだ遊びです。
写真が先か、句が先か。それぞれ異なると思いますが、これぞと思う対象を見つける努力が大変ですよね。
今月も皆様、いい視点の句が入選していると思いました。
(おとな愉快団! 泰山木)

2007年02月26日

デジカメ俳句塾 1月の投稿作品

デジカメ俳句塾、団員さんの作品をご紹介します。お正月、そして冬の風景を切り取った作品の数々をお楽しみください。

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冬富士や浮世を忘れ高笑い(NPさん)

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初日の出受けていでたる願い星(NAさん)

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つぼみとけ色もるるかな水仙花(MCさん)

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しめ縄のがんじがらめに翔べぬ龍(HRさん)

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ほのぼのと幸が広がる初参り(HRさん)

(おとな愉快団!スタッフ tomo-u)

デジカメ俳句塾 12月の投稿作品

デジカメ俳句塾、団員さんの作品をご紹介します。バラエティに富んだ作品の数々をお楽しみください。
(おとな愉快団!スタッフ tomo-u)

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咲いて散るはかなき命雪の華(VVさん)

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背伸びする高層街の寒ススキ(HRさん)

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大みそか行く年刻む大時計(HRさん)

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遠雷に胸騒ぎする三隣亡(NPさん)

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舞い降りし未知と遭遇年の暮れ(HRさん)

2007年01月22日

デジカメ俳句塾10月期・投票結果発表!

■脳に効く デジカメ俳句塾 10月期の入選作品■

10月期は投票の結果、3位作品4作が同点となり、入選作品が6作となりました。
過去にも入選した「常連作者さん」が登場する一方で、「俳句塾」フォーラムでは新たに作品作りをはじめた団員さんも。作品も、はっとさせられるすばらしいものが多く、年間大賞が楽しみになってきましたね。
さて、10月期の入選作品は次の6作品です。

【10月期の入選作品】

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名月やふたつ見えたり酔いの目に(何歩さん)

<入選によせて>
闇夜の写真の悪戯でできたゴースト(※)を捨てるのももったいなく、こじ付けで詠んだ戯れ句です。こんな句に投票していただいた方は相当な呑ん兵衛かと思いますね。
(おとな愉快団! 何歩)
※ゴースト……画面内に太陽や強い光の反射が入ったとき、レンズの反射によって実在しないものが写ること。撮影テクニックとして、意図的にゴーストを写す場合もある。

<投票団員の感想コメント>
○不思議な写真とそれを酔いのせいに詠んだ狙い目の斬新さに1票!

<塾長から>
デジカメに写ったゴーストを月が2つ見えたと詠んでいる、何歩さん諧謔の2作入選です。
(おとな愉快団! 朔山

<塾頭から>
これは写真を写すときのテクニックだそうですが、酔眼朦朧としている状態を、映像でよくとらえたと思います。写真があって句を詠んだのでしょう。
(おとな愉快団! 泰山木


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パドックに駒音の消え天高し(何歩さん)

<入選によせて>
自宅からほどない所に多摩川が流れています。下流域の六郷辺りの河川敷には地方競馬の練習コースがありまして、少年時代から見慣れた風景です。天高い秋空から馬(駒)を連想しました。そのころ話題になっていた「天駆ける馬」ディープインパクトが念頭にあったことはいうまでもありません。ただ、パドックと駒と天をどうつなぐのかには少々悩みました。
(おとな愉快団! 何歩)

<塾長から>
ピーカンの秋空が澄み渡り、空高くとなれば馬を連想しますね。
ところが画像に馬の姿はありません。無人の馬場が拡がるばかりです。
何歩さんらしいウィットの利いたデジカメ俳句です。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
視点が個性的。カタカナを句に入れるのは難しいといわれているが、見事に詠みきっている。
天高しで競争の終わった競馬場のさわやかさを感じる。勿論泣いている人もいるでしょうが……
(おとな愉快団! 泰山木)


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声も無き人影も無し里の秋(VVさん)

<入選によせて>
今回は里山の秋の風景を題材にしました。
仕事で今住んでいる場所よりかなり田舎に行きましたが、民家があり、畑があり、天日干しのはざかけがあり、何故か心惹かれた風景でしたので一句作りました。
(おとな愉快団! VV)

<投票団員の感想コメント>
○心優しくなれる光景です。

<塾長から>
デジカメ俳句塾常連のVVさん3度目の入選。
懐かしさを覚える里の風景、刈り取られた稲を干している稲架が深まる秋を表現しています。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
静かな、静かな里。今は住む人も少なく、静けさだけが残っている。
懐かしい里山の原風景をうつしとった写真と句です。
(おとな愉快団! 泰山木)


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宿借りてみごとに生きる蔦紅葉(モコさん)

<入選によせて>
まさか自分が入選するなんて……あまりびっくりして口あんぐりで言葉も出ませんでした。
半年前には自分が俳句? しかもデジカメ俳句をやるなどとは夢にも思っておりませんでした。
最初のころは絞って捻ってやっとの思いで恐る恐る投稿すると泰山木師匠、朔山先生の厳しくも優しい添削に落ち込んだり、たまに喜んだりと……でも段々楽しくなっていくのが自分でも感じられてきました。
今回の写真は紅葉している木も美しいけど、落ち葉のけなげさにハッとさせられて写真を写す段階で、一句できそうな予感がしましたけど、まさか入選するなんてそこまでは予感しませんでした。
(おとな愉快団! モコ)

<塾長から>
蔦紅葉を半逆光でとらえ、葉のきらめきが植物の生命力を表現しています。シンプルな風景写真に仕上げました。モコさん初めての入選です。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
蔦は必ず何かに巻きついて生きていく。それもしたたかに。
蔦の習性をちょっと皮肉な目で詠んだところが面白い句と思いました。
(おとな愉快団! 泰山木)


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天高くクレーン引き込む秋の青(《ヒロ》さん)

<入選によせて>
3機のクレーンが組み立てていく駅ビル。毎日の通勤時に少しずつ高くなっていくのを見ています。現在はさらに工事が進み、ビルの外観ができてきました。句は深く考えておらず、思いつくままの言葉遊びレベルです。
(おとな愉快団! 《ヒロ》)

<投票団員の感想コメント>
○写真に惹かれました。

<塾長から>
真っ青な空に真っ赤なクレーンの色彩がきれいですね。
順光で撮影したコントラストの利いた画像です。《ヒロ》さん2度目の入選です。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
高々と空に伸びるクレーン。私は何度も句にしたいと思っていましたが、なかなかまとまりません。
空を引き込む、という言葉が利いています。
(おとな愉快団! 泰山木)


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金木犀今宵会う人皆優し(AIさん)

<入選によせて>
私はコスモス畑の作品に興味を持っていたものですから、金木犀の花の作品が選ばれたと聞いた時には人の見る目ってさまざまなんだと感じたのが本音でしたね。
私の場合見て感じた事を詠んでるので苦労とか面白かったとかは無いですね。
(おとな愉快団! AI)

<投票団員の感想コメント>
○宵闇の甘い芳香に人みな酔いしれる。

<塾長から>
夜になって金木犀の香りに誘われての撮影でしょうか?
金木犀の香りが漂ってくるようです。AIさんも2度目の入選です。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
金木犀の香る夕方。なんとなく穏やかな気持ちになります。
それを素直に詠んだ句です。作者の優しさがわかります。
(おとな愉快団! 泰山木)

2007年01月15日

デジカメ俳句塾 11月の投稿作品

10月期に引き続き、晩秋を感じさせる作品が集まった11月期。この冬は暖冬と言われていますが、各地からしっかりと秋のたよりが届きました。今回は、デジカメ俳句初挑戦の団員さんも作品を投稿してくれました。
このところ、愉快団では俳句ブームがやや下火になっていますが、その一方で、じっくりとマイペースに作品作りに取り組んでいる団員さんも。年間大賞が楽しみですね。

(おとな愉快団!スタッフ さやか


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波受けて秋空に舞う太鼓台(NGさん)


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裸木をぬけ入るひかりやわらかく(SZさん)


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ひんやりと雨は静かに草紅葉(SZさん)


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大台のトウヒ悲しき秋の蒼(MCさん)


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秋風に命散らして染める路(MKさん)


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秋色の木漏れ日の中木の葉舞う(VVさん)


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秋暮れて赤く色づくこいごころ(NGさん)

2006年12月05日

デジカメ俳句塾 10月の投稿作品

愉快団に「5・7・5」ブームを巻き起こしたデジカメ俳句塾。回を重ねるごとに、団員のみなさんもめきめきとデジカメの腕を上げ、俳句にも磨きをかけられたようです。10月期は、さわやかな秋を写真と句にうつしとった作品がそろいました。ただいま愉快団では10月期作品の投票の最中です。今回年間エントリー作品に選ばれるのはどの作品でしょうか?

(おとな愉快団!スタッフ さやか

■脳に効く デジカメ俳句塾 10月期の作品■


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草原の風に湧き立つ秋の花(AIさん)


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野にありて媚びることなき秋桜(KRさん)


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名月やふたつ見えたり酔いの目に(NPさん)


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すすき野でスウィングするは父ばかり(NPさん)


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パドックに駒音の消え天高し(NPさん)


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声も無き人影も無し里の秋(VVさん)


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秋空に豪華絢爛太鼓台(AIさん)


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秋の声桜も咲きし伊予の旅(AIさん)


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宿借りてみごとに生きる蔦紅葉(MKさん)


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庭先の金木犀に秋におう(HRさん)


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天高くクレーン引き込む秋の青(HRさん)

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金木犀今宵会う人皆優し(AIさん)

2006年11月13日

デジカメ俳句塾9月期・投票結果発表!

第2回目となる、「デジカメ俳句塾」年間大賞エントリー作品の団員投票。今回からは、投票に感想コメントを添えることができるようになりました。
9月は暑さが続いたこともあり、秋らしい作品を作るのにみなさん苦労されたようです。そのため、作品数は少なかったものの、句も写真もぐっと魅力を増した作品が発表されました。

9月期の年間大賞エントリー作品に選ばれたのはこちらの3作品です。

(おとな愉快団!スタッフ さやか

【9月期の入選作品】

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そばの海ゆらゆらゆらと花の波(Vさん)

<入選によせて>
私の場合、四季がはっきりしている、恵まれた自然環境に住んでいることが俳句作りにプラスになっていると思います。今回も最初に句を作ってから、その句に合うそば畑を探し写真を撮りました。
(おとな愉快団! V)

<投票団員の感想コメント>
○今日みた情景が浮かびます。
○爽やかな高原風景ですね。句とマッチして写真の蕎麦の花がゆれているのがイメージできます。

<塾長から>
Vさんは信州のお住まいで、信州と言えば蕎麦。
その蕎麦畑が広がる爽やかな風景です。
青空に白い雲、蕎麦の白い花に混じり、えのころ草が揺れて、高原を吹き抜ける風を感じさせます。
(おとな愉快団! 朔山

<塾頭から>
そばの海、花の波。作者は意識していたのか否かはわかりませんが、山の生活の中で詠んだ、海を感じての句でいい句と思います。
(おとな愉快団! 泰山木


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風吹けど身じろぎもせぬ赤とんぼ(メイさん)

<入選によせて>
足跡メッセージが入っていて、初めて入選を知りましたが、信じられなくて何度も確認してしまいました。俳句は初めてですが、写真とのコラボレーションは面白そうだと思い参加しました。
しかし、5・7・5に言いたいことをまとめることの難しさと、表現する日本語の語彙の少なさに苦労しました。写真はトンボが花に止まったとき、とてもいい感じだったので、トンボが逃げないようにとピントを合わせるのももどかしく撮りました。
俳句はトンボの凛とした姿、その周りの静けさを表現したかったのです。
投票していただいた皆様に感謝いたします。
(おとな愉快団! メイ)

<投票団員の感想コメント>
○凛とした風情が漂う句と、写真のマッチングが素敵です!
○赤トンボだけにばしっとピントの決まった写真と、「身じろぎもせぬ」の句に、静謐でさわやかな秋を感じました。

<塾長から>
メイさんは花の撮影がお得意なのですが、今回は昆虫に挑戦されました。
きちんとトンボにピントが合い、ブレもなく、背景のボケ味も良いですね。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
かなりご苦労しての句。赤とんぼと向かい合っている作者の真剣さが推測できます。俳句は自然の観察、写生がその基本といわれます。そのお手本のような句と思います。
(おとな愉快団! 泰山木)


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真夏の夜謎の怪人颯爽と(《ヒロ》さん)

<入選によせて>
初めて見る大きな蛾がわが家の玄関ドアの前に立ちはだかっていなければできなかった、出会い頭の作品なので、入選は想定の範囲外です。
(おとな愉快団! 《ヒロ》)

<投票団員の感想コメント>
○羽を広げた蛾の姿が「怪人」に見えたというユーモラス! 蛾が立っているようでアングルの妙。

<塾長から>
《ヒロ》さんはコンパクトデジカメを自在に操る達人です。
見たものをそのままストレートに表現されます。
今回の作品も蛾の形が面白くて、思わずシャッターを切られました。
ストロボを正面から焚いたことで、コントラストのある絵になりました。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
この句は写真がすばらしい。多分そこが高得票数のきっかけと思います。また、それを怪人現る!と詠んだところがユーモアある句にしていると思います。
(おとな愉快団! 泰山木)

【9月期の総評】

<塾長から>
デジカメ俳句の画像は、あらたまって撮影に出掛けるだけではなく、身の回りのものに視線を止めることが大切ですね。
(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
投句数は少なかったですが、俳句として形ができている句がほとんどで、みなさまが結構まじめに挑戦していることがわかります。
私もがんばらねば多分もう追い抜かれていると思います。
がんばるぞ!!
(おとな愉快団! 泰山木)

2006年10月30日

デジカメ俳句塾 9月の投稿作品

多くの投稿作品が発表され、投票も大接戦となったデジカメ俳句塾・8月期。接戦の結果は、俳句の既成概念にとらわれない「愉快団らしさ」のある作品が選ばれるという投票結果となりました。9月期では、今年はやや暑さが長引いたこともあり、秋らしい作品を作りにくかったせいか、投稿作品数は減ったものの、新たにデジカメ俳句にチャレンジする団員さんも登場しました。

現在、フォーラム「デジカメ俳句塾」では、9月期の作品の投票締め切り(10月31日)が迫っています。今回からは、投票の際に感想コメントをつけることもできるようになり、投票する側も参加する楽しみを味わえるようになっています。
さて、年間エントリーに選ばれるのはどの作品でしょうか?

また、「おとな愉快団!」に入団していない方も、これはと思った作品があったら、ぜひコメントで感想をお寄せください。
※コメントでの感想は投票結果に含まれません。ご了承ください。

(おとな愉快団!スタッフ さやか

■脳に効く デジカメ俳句塾 9月期の作品■


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真夏の夜謎の怪人颯爽と(Hさん)


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ハーネスに身をゆだね行く秋の駅(Tさん)


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septembar40年前の啼き別れ(Pさん)


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風車にはコスモスが似合う彼女いずこ(Pさん)


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そばの海ゆらゆらゆらと花の波(Vさん)


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風吹けど身じろぎもせぬ赤とんぼ(Mさん)


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運動会カメラ片手に声援か(Iさん)


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花オクラ命短し美人花(Iさん)

2006年10月16日

デジカメ俳句塾8月期・投票結果発表!

8月から始まった「デジカメ俳句塾」、最初の月の年間大賞エントリー作品を選ぶ団員投票が行われました。団員のみなさんで、「デジカメ俳句専用投票ページ」から匿名で投票し、それぞれ気に入った1作品を選びました。選挙管理委員長・たまちゃんによると、序盤から各作品に票が入り大接戦に。接戦はそのまま締め切りまで続き、上位2作品が同数票という結果になりました。

8月期の年間大賞エントリー作品に選ばれたのはこちらの3作品です。

(おとな愉快団!スタッフ さやか

【8月期の入選作品】

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水温みまどろむ鴨の尻緩む(何歩さん)

<入選によせて>
大変に嬉しいです。投票していただいた愉快団の皆さんに感謝します。俳句は全くの素人ですが、歌舞伎が好きで、黙阿弥の三人吉三なんかもよく観ていますから、5-7-5という日本人が馴染んできた言葉のリズムには日ごろから心地よくはまっています。芝居の台詞のノリで俳句を詠むというのが何歩流でしょうか。
鴨の写真は、のどかな春の風景を切り取ろうと思って目黒川の垂れ桜並木を歩いていて、鴨の動きに注目しました。30分ほど眺めながら、200ミリズームで「脱糞」の瞬間を狙い撃ちしました。鴨が「誰かに見られたかな?」という表情で辺りを見回していたのが、可笑しかった。俳句はその直後、鴨の屁のように自然に言葉になって出てきました。

(おとな愉快団! 何歩)

<塾長から>
この写真は、見つけた・カメラを向けたで、すぐに撮れる写真ではありません。何歩さんは橋の上から30分あまりも鴨の生態を観察していたそうです。だからこそ絶好のシャッターチャンスをものにすることが出来ました。執念の作品です。
でもそれを感じさせない諧謔溢れる作品に仕上げているのは、何歩さんのお人柄ですね。

(おとな愉快団! 朔山

<塾頭から>
8月は夏ではありますが、初めての投句なので、季節はあまり厳密には問わない事にしました。
桜の頃、人も鴨ものんびりとしている様子が読めます。
デジカメ俳句塾ならではの句です。写真が無いと何を詠んだか定かではなくなります。映像と言葉が一体となった秀句と思います。
こういう景はなかなか詠むのは難しいと思います。川柳をお好きな方らしく、視点が違います。

(おとな愉快団! 泰山木


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風わたり波打つ野原すすきの穂(Vさん)

<入選によせて>
まさか入選するとは思ってもいませんでしたので、ただただ頭の中が真っ白状態でした。
今回は地の利を活かして、最初から「すすき」をテーマに決めて句を作り、その後、空の色、雲、風の流れを見ながらシャッターチャンスを狙っていました。
デジカメと俳句のコラボレーションは画期的で、最近は常に頭の中で創作の試行錯誤をしています。

(おとな愉快団! V)

<塾長から>
Vさんのすすきの写真。
Vさんは信州にお住まいで、撮影環境に恵まれていらっしゃいますが、それを上手に活かした撮影活動をされています。
この写真は高原の爽やかな秋の青空と風が見事にとらえられています。Vさんならではの作品です。

(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
一陣の風に揺れるすすきの原。秋さなかです。
俳句とは自然を観察して詠む。その典型的な句と思います。
写真がまた素晴らしく、多分文句なく秀句と思います。

(おとな愉快団! 泰山木)


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向日葵が私し綺麗と背を向けて(愛ちゃんさん)

<入選によせて>
お祝いの足跡メッセージが入り初めて入選を知りました。
この向日葵の種は、阪神淡路大震災で亡くなられた女の子、「あすかちゃん」の焼け跡に大きな向日葵が咲き、震災で落ち込んでいた皆さんに復興への希望を持たせた向日葵の種です。
大阪の団員さんから愛媛県に送って頂いた大事な種なので枯らさないようにと大事々に育てた向日葵です。
向日葵の花は太陽に向かって咲くものだから、大事に育てた私には背を向けてご近所の方を向き咲くんですよ(笑)。
【向日葵が私綺麗と背を向けて】見て感じたまま詠みました。

(おとな愉快団! 愛ちゃん)

<塾長から>
愛ちゃんの向日葵の写真。
家庭菜園に咲いた向日葵に着眼点を置いた主婦らしい写真です。
向日葵を擬人化し、大切に育てた愛情を感じさせる、愛ちゃんらしい作品です。

(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
泰山木さんコメント
素直な少女が詠んだのかな、と思える句。作者の瑞々しい感性が表れています。選んだ方達は自分の中で失われつつある、感じる気持ちを思いだしたのかもしれません。
向日葵がこちらを向かず何故か他の花とは背を向けて居る。
綺麗さに自信のある向日葵なのだろう。

(おとな愉快団! 泰山木)

【8月期の総評】

<塾長から>
地方に住んでいる塾生達からは、その土地でしか撮れない作品が届けられ、楽しく鑑賞させて貰いました。
出かけるときはカメラを持っていくのが習慣になった、という嬉しいコメントもいただきました。
写真の上達法は、とにかく沢山シャッターを切ることです。
塾生諸君、益々の精進を!

(おとな愉快団! 朔山)

<塾頭から>
皆さん、驚くほど良い写真、句を送ってくださる。10句選くらいにしたかったが、一年たったら120句になってしまい、年間大賞を選ぶのが大変と3句選となる。選に漏れたが良い句は一杯あり、何かの機会に又ご披露できたら良いな、と考えている。
俳句は季節感が大事。写真も今を撮る事。是非楽しんでいただきたいと思います。

(おとな愉快団! 泰山木)

2006年09月25日

デジカメ俳句塾 8月の投稿作品

フォーラム「脳に効く デジカメ俳句塾」のトピック「デジカメ俳句・写真教室」では、団員さんが投稿された俳句・デジカメ写真に泰山木さん(俳句)と朔山さん(デジカメ写真)がアドバイスを添え、「デジカメ俳句」という作品を作り上げていきます。

完成した作品は、「デジカメ俳句塾・投稿教室」で発表され、月ごとに「おとな愉快団!」団員のみなさんの投票により優秀作3作品が選出されます。さらに、年1回、エントリーされた36作品から団員投票により年間大賞3賞を選出し、インプレスジャパンの記念品とともに表彰されます。

現在、8月期の投稿作品への投票が行われています。投票は「おとな愉快団!」に入団していないと行えませんが、エントリー作品をまとめてご紹介します。8月期の優秀作に選ばれるのはどの作品でしょうか?

(おとな愉快団!スタッフ さやか)

■脳に効く デジカメ俳句塾 8月期の作品■

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水温みまどろむ鴨の尻緩む(Nさん)

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水澄みて岸辺の鴨に花吹雪(Nさん)

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向日葵が私し綺麗と背を向けて(Iさん)

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昼竿燈かつぐ小若の玉の汗(Mさん)

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見上げればセミの音めぐるサラウンド(Hさん)
カメラ手にセミ追いつつも蚊に刺され(Hさん)

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公園で遊ぶ子もなき暑さかな(Hさん)

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太鼓打つ秋田おばこもいなせかな(Mさん)

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菜園で光輝く夏野菜(Iさん)

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台風が去ったら咲いて約束ね(Tさん)

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ひとときの光を残す大西日(MAさん)

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DNAは戦争の記憶蝉時雨(Nさん)

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風わたり波打つ野原すすきの穂(Vさん)

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両の手でつくる百合花幼き日(Tさん)

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汗にじむ暑さ残りし夜の路(Hさん)

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雲流れ月涼しげに夏の空(Hさん)

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高原の夏を惜しみて人の群れ(Vさん)

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玉あじさい白さきわだつ木陰かな(MAさん)

2006年09月11日

デジカメ俳句塾 初めての吟行・新宿御苑の巻<2>

朔山「宗匠、もう休ませて。せめて、水を一杯。」

泰山木「俳句の前に根性を鍛えないとねッ。だんご虫でもカマキリでも食べてみる気概がないと良い俳句は出来なくてよ。」

朔山「俳句ってサバイバル術ですか。ところで今日は何歩歩きました?」

泰山木「6,500歩ね。もう少し歩いたら鰻にしましょ。」

朔山「宗匠、ポン・キュ・ポンは?」

泰山木「あら、カラス。私、カラスが結構好きなの。カラスを撮るわね、逃げないように見張ってててね。こんなもんでどうかしら?」

朔山「宗匠、いきなりこの画像ですか?良い画像ですねえ。ツッこみの余地なしです。」

泰山木「才能は隠しようがないわね。ホホホ。」

haiku004a.jpg
①宗匠のオリジナル作品です。

haiku004b.jpg
②カラスを強調するために、フォトレタッチ(※)でコントラストを上げてシルエットにしました。
※フォトレタッチ……画像データ、特に写真を取り込んだデータを加工・修正する作業。専用のソフトが販売されているため、パソコンがあれば個人でも簡単に加工作業ができる。

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松ヶ枝の鴉も一羽夏の昼 泰山木

(おとな愉快団 朔山)

2006年08月28日

連載「脳に効く デジカメ俳句塾」が始まります!

フォーラム「脳に効く デジカメ俳句塾」では、おとな愉快団!団員のお二人が、デジカメ写真と俳句のコラボレーション「デジカメ俳句」を指南してくれています。塾頭・泰山木さんは俳句を、塾長・朔山さんはデジカメ撮影を、それぞれアドバイスしています。ブログ愉快団!では、その一部をご紹介します。写真と俳句が一体となって、見事なデジカメ俳句作品になっていく様子をご覧ください。

(おとな愉快団!スタッフ さやか)

■デジカメ俳句とは

写真と俳句が一体になったものである。
テーマが同一であればイメージの乖離も許される。
画像の加工・レタッチは自由である。
ただし、デジカメ俳句の俳句は写真の画賛ではない。
写真は俳句を補完するものではない。
写真、俳句それぞれが独立して鑑賞に堪えうる作品でなければならない。そして、同じ主題の俳句と写真がお互いを刺激し合体し、作者の心象風景を表現する新しい芸術なのである。

(おとな愉快団! 朔山)

■デジカメ俳句塾・開塾宣言

諸君、私が塾長の朔山である。そして隣に控えておられるのが塾頭の泰山木宗匠である。
今日デジタルカメラという映像革命とも呼ぶべき画期的な道具が出現した。誰でも、どこでも、誰とでも簡単に写真撮影でき、現像なしですぐに見られる環境が整ったのである。

塾長は考えたね。写真の作画はとにかく余分な要素を取り除いて被写体に迫るのがセオリーだ。古典の授業で習った俳句も、17文字の制限の中で自分のイメージを表現せねばならないとあったはず。映像と言語の違いはあれど、主題へのアプローチの方法は同じではないか。写真と俳句を合体させれば、鬼に金棒、女王様に鞭ではないかと。
デジカメ俳句の誕生である。
これより、朔山と泰山木宗匠の作句と写真撮影の悪戦苦闘を包み隠さず塾生諸君に公開し、諸君の作品作りの一助とする。
韋編三絶、心して熟読されたし。
志高く写真界・俳句界に新しい波を起こさんとここに開塾を宣言するものである。
気負いに気負って、気炎万丈のニューウェーブである。

(おとな愉快団! 朔山)

■デジカメ俳句塾・開塾に寄せて

朔山塾長の隣に控えております泰山木と申します。
5年ほどまえより、老後の暇つぶしにと俳句を詠みだしました。
17文字しかないのだから、簡単な事と侮っての出発。
昨今は17文字で宇宙を語るという無理を痛感しています。

デジカメ俳句塾のお誘いを受け、新たな出発に好機会と参画してしまった。いやはや早計であったと後悔しきりではありますが、乗りかかった船、行く先は朔山塾長にお任せし、流れの間々に素直に句を作れればめっけ物と居直っています。「月日は百代の過客にして」の言葉に習い、旅人として鞭と飴を使いこなし、塾を楽しめればと覚悟しています。

塾長さん、あんまり気負うと胃に穴が開きますぞ。

(おとな愉快団! 泰山木)

デジカメ俳句塾 初めての吟行・新宿御苑の巻<1>

朔山 「宗匠、お腰に着いてるものは何ですか?」
泰山木 「これね、万歩計。一万歩歩くの。」
朔山 「俳句を詠むのに一万歩歩かなきゃいけないんですか!」
泰山木 「腰のくびれをキープするにはね。ポン・キュッ・ポンよ」
朔山 「……。ところで、今日の吟行のお題はいかがいたしましょう?」
泰山木 「あなたは俳句を詠むの初めてよね。兼題(※)で詠むのは10年早いわね。『夏』でどお?」
※兼題……歌会・句会などで、前もって出された題で作るもののこと。

朔山 「宗匠、今日を記念いたしまして、宗匠のことを詠ませていただきました。」
泰山木 「あら、かわいいことをおっしゃるじゃない。」

『先達と歩く小径や若葉風』朔山

泰山木 「主題が散漫ね。」
朔山 「俳句には季語が必須ですよね。夏にはどんな季語があるんです?」
泰山木 「汗なんてのも夏の季語ね。」

『先達と歩く小径や汗を拭く』朔山

朔山 「これは冷や汗でもあったりします。」
泰山木 「句はね、リズムが大事よ。声に出して詠んでみるといいわ。『歩く』を後にもってきたら?」

『先達と小径歩きて汗を拭く』朔山

朔山 「なるほど、まるで印象が変わりますね。情景がストレートに伝わってきます。」
泰山木 「そう、俳句はシンプルとリズム。忘れちゃだめよ。」

<朔山の画像について>
haiku001a.jpg
①の画像は木立とその下に広がる空間ですが、そこに人物を配すると

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②の画像のように空間が小径に変貌しました。


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先達と小径歩きて汗を拭く 朔山

(おとな愉快団 朔山)